シリア領内とイラク領内にまたがるイスラム国攻撃はアメリカを始めとする、イギリス、フランス、ベルギー、オーストラリア、カナダ、デンマーク、 が爆撃に参加、ポーランドはイラク人の救出活動に参加している。
不思議なことに、地上軍の派遣は上段の国では見られず、空爆参加のみだ。
空爆参加をの投入機数はアメリカを除けば一桁とまり、爆撃の量においても圧倒的なのはアメリカで、残りはお付き合いの域を脱していない。歌舞伎ではおっとり刀で馳せ参じの世界、まるで各国の千両役者役者振りを見るかの呈。
アメリかの遅きに失した介入に、先にお付き合いをして、後から期待される地上軍の参入は、他国に振り向けさせる作戦と見ますがいかがでしょう。
オバマ大統領になって、イラクはとアフガニスタンは混乱に戻戻ってしまった。秩序を失ったこれらの地は、まさに実力で民族や宗教社会の成立に向かう戦国ダービーそのもの。
世界は、イスラム社会への介入には大きな代償を伴うことを学習したのだ。
イスラム圏の構造を列記
▼資源の持てる国と持たざる国
▼原理至上主義と現実主義
▼スンニ派とシーア派
▼イスラム教と非イスラム教
▼穏健派と過激派
▼ペルシャ社会とアラブ社会
▼親米・親欧 対 反米
▼政治的に安定している国とそうでない国
以上の項目に
▼ペルシャ人、アラブ人、ユダヤ人、クルド人、レバノン人、アルメニア人、の民族問題
▼トルコと旧オスマン帝国
▼第一次大戦後にイギリスとフランスによって線引された国境線
以上の項目が複層的に絡み合った対立構造であり、対立l構造は、複層的な構成要素によって細分化されたグループが打算と力で、離合集散を繰り返す、流動化した環境にあるのが今のイスラム社会だ。
かって、ユーゴスラビアを統一させたチートーは、ユーゴスラビアをモザイク国家と言ったが、それでもイスラム圏とは、比較にならないほどシンプルだ。
ここまで、行ったら、下手に介入しないで、イスラム社会で決着を付けていただくのが最良なのですが、殆どの国にが、エネルギーの供給源として、中東がある以上、 攻撃側が占領し、啓蒙し、世界でも有数の精強さを誇った陸軍、海軍国家を、手なづけて民主国家に啓蒙し、成功したことで、安易に二匹目のドジョウを狙うなんてことは論外です。
半世紀以上前、世界でも有数の精強さを誇った陸海軍国は、開戦以前に、自由民権運動を経験し、ある時代にはデモクラシーなる言葉で表記させれる時代を経て、素養と、判断力、応用力があったからであって、教えられてすべてを初めて知ったという、文化的ショックは無かった。
それを、戦勝国の指導、啓蒙の結果と思うなら、それは自惚であることは間違いない。
中国で、キューバで、ベトナムで、イラクで、アフガ二スタンで、失敗し続けているのが現代史の常識だ。